この記事でわかること
- NotebookLMで論文を要約する具体的な手順
- フラッシュカード・クイズで試験対策する方法
- 音声概要をカスタマイズして「聴く勉強」をする方法
- 無料版でどこまでできるか
「英語の論文、読むの時間かかりすぎ…」
「授業のレジュメ、どこが重要かわからない…」
そんな大学生に朗報です。
GoogleのNotebookLMを使えば、PDFをアップロードするだけでAIが論文を要約してくれます。しかも、フラッシュカードやクイズを自動生成して暗記確認までできるし、内容をポッドキャスト形式で読み上げてくれるので、通学中に「聴く勉強」もできます。
この記事では、NotebookLMを使った論文要約・レジュメ整理・試験対策の具体的な方法を、ステップバイステップで解説します。
Geminiの基本的な使い方を知りたい方は、先にこちらの記事をどうぞ:
【保存版】Geminiで大学生活が10倍ラクになる!基本から応用まで現役大学生が解説
1. NotebookLMとは?Geminiとの違い
NotebookLMの基本
NotebookLMは、Googleが開発したAIノートツールです。
最大の特徴は、アップロードした資料だけを参照して回答することです。
一般的なAI(ChatGPTやGeminiなど)は、インターネット上の膨大な情報をもとに回答を生成します。そのため、時々「それっぽいけど間違っている情報」(ハルシネーション)が混ざることがあります。
一方、NotebookLMはあなたがアップロードした資料の中身だけを参照します。つまり、出典が明確で嘘をつかないんです。
Geminiとの違いを簡単に
| 項目 | Gemini | NotebookLM |
|---|---|---|
| 参照する情報 | インターネット全体 | アップロードした資料のみ |
| 得意なこと | 幅広い質問への回答、アイデア出し | 特定資料の深掘り、要約 |
| ハルシネーション | 起きる可能性あり | 起きにくい(資料内のみ参照) |
| 出典の明示 | △(検索結果は表示) | ◎(引用箇所を明示) |
使い分けのイメージ:
- Gemini → 「AIについて教えて」「レポートのアイデアを出して」
- NotebookLM → 「この論文の要点を教えて」「このレジュメの重要な部分は?」
2. 大学生にNotebookLMが最強な理由
理由①:論文の要約が一瞬で終わる
英語論文を読むのに何時間もかかっていませんか?
NotebookLMなら、PDFをアップロードするだけで自動的に要約を生成してくれます。しかも、引用箇所をクリックすれば元の文章にジャンプできるので、重要な部分だけを効率的に読めます。
理由②:フラッシュカード・クイズで試験対策できる
2025年9月のアップデートで追加されたアクティブラーニング機能が神です。
アップロードした資料からフラッシュカード(単語帳) と クイズを自動生成してくれます。難易度や問題数もカスタマイズ可能。間違えた問題は「説明」ボタンで詳しい解説も見られます。
参考: 6 NotebookLM features to help students learn – Google公式ブログ
理由③:「聴く勉強」ができる
NotebookLMの音声概要(Audio Overviews) 機能を使うと、アップロードした資料の内容をポッドキャスト形式で読み上げてくれます。
しかも、2025年9月のアップデートで4つの形式から選べるようになりました:
| 形式 | 特徴 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| Deep Dive | 2人のホストが詳しく議論 | じっくり理解したいとき |
| Brief | 1人が2分以内で要点を解説 | 時間がないとき |
| Critique | 建設的なフィードバック | レポートの改善点を知りたいとき |
| Debate | 2人が討論形式で議論 | 多角的な視点を得たいとき |
参考: NotebookLM rolling new Audio Overview formats – 9to5Google
通学中、バイトの休憩中、寝る前…スキマ時間を勉強時間に変えられます。
理由④:マインドマップで構造を可視化できる
2025年3月に追加されたマインドマップ機能で、論文やレジュメの構造を視覚的に把握できます。
ノードをクリックすると、その部分についてさらに質問できるので、「この概念がよくわからない」というときにも便利です。
理由⑤:複数の資料を横断して分析できる
NotebookLMでは、1つのノートブックに最大50個の資料(無料版)をアップロードできます。
たとえば、ゼミで読む論文を5本まとめてアップロードしておけば、「これらの論文に共通する主張は?」「それぞれの論文の違いは?」といった横断的な質問にも答えてくれます。
理由⑥:出典が明確だからレポートに使いやすい
NotebookLMの回答には、インライン引用が付いています。
回答の中に「①」「②」といった番号が表示され、クリックすると元の資料の該当箇所にジャンプできます。
これなら、レポートを書くときに「この情報、どこに書いてあったっけ?」と探し回る必要がありません。
3. 【実践】論文PDFを一瞬で要約する方法
ステップ1:NotebookLMにアクセス
https://notebooklm.google.com にアクセスし、Googleアカウントでログインします。
ステップ2:新しいノートブックを作成
「新しいノートブック」をクリックして、プロジェクトを作成します。
名前は「卒論_先行研究」「〇〇ゼミ論文」など、わかりやすいものにしておきましょう。
ステップ3:論文PDFをアップロード
「ソースを追加」から、論文のPDFファイルをアップロードします。
対応しているファイル形式:
- Googleドキュメント
- Googleスライド
- テキストファイル
- WebサイトのURL
- YouTube動画
ステップ4:自動生成された要約を確認
アップロードが完了すると、NotebookLMが自動的に要約を生成してくれます。
画面右側の「ノートブックガイド」には、以下のような内容が自動生成されています:
- 要約:論文全体の概要
- 主要なトピック:論文で扱われている主なテーマ
- よくある質問:この論文に関するQ&A
ステップ5:質問して深掘りする
チャット欄に質問を入力すると、論文の内容に基づいた回答が返ってきます。
すぐに使える質問例
「この論文の研究目的と結論を3文で要約して」
「この論文の研究手法を、箇条書きで説明して」
「この論文の限界点や今後の課題は何?」
「この論文を引用するとき、どのような文脈で使えそう?」
【重要】英語論文を日本語で要約させるコツ
英語の論文をアップロードした場合、そのまま質問すると英語で回答されることがあります。
日本語で回答させたい場合は、質問の最後に「日本語で回答してください」と付け加えましょう。
「この論文の要点を5つ挙げて。日本語で回答してください。」
設定画面で「出力言語」を日本語に設定しておくと、毎回指定しなくても日本語で回答されやすくなります。
4. 【実践】授業レジュメを整理して試験対策する方法
使い方:講義資料をまとめてアップロード
期末試験前、大量の講義スライドを前に途方に暮れていませんか?
NotebookLMなら、複数の講義資料をまとめてアップロードして、AIに整理してもらえます。
ステップ1:授業ごとにノートブックを作成
「経済学入門」「情報リテラシー」など、授業ごとにノートブックを分けて作成しましょう。
ステップ2:全回分のレジュメをアップロード
その授業で配布されたPDFやスライドを、まとめてアップロードします。
無料版でも1ノートブックあたり50ファイルまでアップロードできるので、半期分の授業なら余裕で収まります。
ステップ3:試験対策用の質問をする
すぐに使える質問例
「この授業全体で最も重要なキーワードを10個挙げて、それぞれ簡単に説明して」
「第1回から第15回までの講義内容を、時系列でまとめて」
「〇〇(キーワード)について、この授業ではどのように説明されている?」
ステップ4:学習ガイドを生成する
NotebookLMの「ノートブックガイド」には、学習ガイドを自動生成する機能があります。
これを使うと、試験範囲の重要ポイントがまとまった資料を一瞬で作成できます。
5. 【新機能】フラッシュカード・クイズで暗記確認
フラッシュカード・クイズとは
2025年9月に追加されたこの機能は、大学生の試験対策に最適です。
アップロードした資料から、AIが自動的にフラッシュカード(単語帳) と クイズを生成してくれます。
参考: NotebookLM app now lets you build flashcards and quizzes – Google公式ブログ
フラッシュカード・クイズの作り方
- ノートブックを開く
- 右側の「Studio」パネルで「Flashcards」または「Quiz」を選択
- カスタマイズオプションを設定:
- カード/問題数:少なめ・標準・多め
- 難易度:Easy・Medium・Hard
- トピック:特定の範囲に絞りたい場合はプロンプトで指定
- 「生成」をクリック
活用のコツ
間違えた問題は「Explain」ボタンで深掘り
クイズで間違えた問題や、フラッシュカードで覚えられなかった用語は、「Explain」ボタンをクリックすると詳しい解説が表示されます。しかも、元の資料のどこに書いてあるかも引用付きで教えてくれます。
スマホアプリでスキマ時間に復習
2025年11月のアップデートで、フラッシュカード・クイズ機能がモバイルアプリにも対応しました。通学中や休み時間にスマホで暗記確認ができます。
参考: Big NotebookLM for Android, iOS update adds flashcards and quizzes – 9to5Google
6. 【新機能】マインドマップで論文の構造を可視化
マインドマップとは
2025年3月に追加されたマインドマップ機能を使うと、アップロードした資料の主要なトピックと関連性を視覚的に表示できます。
マインドマップの使い方
- ノートブックを開く
- 右側の「Studio」パネルで「Mind Map」を選択
- 自動生成されたマインドマップを確認
便利な操作:
- ズームイン/アウト:全体像を見たり、詳細を確認したり
- ノードをクリック:その部分についてチャットで質問できる
- ブランチを展開/折りたたみ:詳細を表示/非表示
- ダウンロード:PNG形式で保存可能
活用シーン
- 論文の構造を把握:長い論文の全体像を一目で理解
- 複数論文の比較:共通点・相違点を視覚的に確認
- レポートの構成検討:どの順番で書くか考えるときに
インフォグラフィックも作れる
さらに、インフォグラフィック機能を使うと、資料の内容を1枚の画像にまとめてくれます。
- 横長(16:9):ブログやSNS投稿向け
- 縦長(9:16):Instagramストーリーズ向け
- 正方形:SNS投稿向け
7. 音声概要で「聴く勉強」を始めよう
音声概要(Audio Overviews)とは
NotebookLMのキラー機能がこの「音声概要」です。
アップロードした資料の内容を、AIホストが解説してくれるポッドキャストを自動生成してくれます。
4つの形式から選べる【2025年9月〜】
従来は「2人のAIホストが会話する形式」だけでしたが、現在は4つの形式から選べます:
| 形式 | 説明 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| Deep Dive(デフォルト) | 2人のホストが詳しく議論 | じっくり理解したいとき |
| Brief | 1人が2分以内で要点を解説 | 時間がないとき、概要だけ知りたいとき |
| Critique | 建設的なフィードバック形式 | レポートや論文の改善点を知りたいとき |
| Debate | 2人が討論形式で議論 | 多角的な視点を得たいとき |
参考: NotebookLM rolling new Audio Overview formats: Brief, Critique & Debate – 9to5Google
音声概要の作り方
- ノートブックを開く
- 右側の「Studio」パネルで「Audio Overview」を選択
- 鉛筆アイコンをクリックしてカスタマイズ:
- 形式:Deep Dive / Brief / Critique / Debate
- 言語:日本語を含む80以上の言語に対応
- 長さ:Shorter / Default / Longer(英語のみ)
- プロンプト:特定のトピックに焦点を当てたい場合
- 「生成」をクリック(数分かかります)
音声概要の活用シーン
- 通学中:電車やバスの中で論文の内容を復習
- 運動中:ランニングしながら講義内容をインプット
- 寝る前:布団の中で試験範囲をおさらい
- 作業中:他の作業をしながら耳で学習
【注目】インタラクティブモード
音声概要の再生中に「Join」ボタンを押すと、AIホストに質問できます!
「ここもう少し詳しく教えて」「この部分がわからない」といった質問をすると、ホストがその場で答えてくれます。
※現在、インタラクティブモードは英語のみ対応
動画概要(Video Overviews)も登場!
2025年7月には、動画概要機能も追加されました。
スライド形式の要約動画を自動生成してくれるので、視覚的に理解したい内容にはこちらもおすすめです。
カスタマイズオプション:
- 形式:Explainer(詳細)/ Brief(要約)
- 言語:80以上の言語に対応
- ビジュアルスタイル:Classic / Whiteboard / Watercolor / Retro Print / Kawaii / Anime など
※2026年1月現在、動画概要はデスクトップ版のみ対応(モバイルアプリでは未対応)
8. 無料版とPro版・Ultra版の違い
無料版でできること
NotebookLMは無料で使えます。
| 項目 | 無料版 |
|---|---|
| ノートブック数 | 100個 |
| 1ノートブックあたりのソース | 50個 |
| 1ソースあたりの文字数 | 50万語 |
| 1日のチャット回数 | 50回 |
| 1日の音声生成 | 3回 |
| 1日の動画生成 | 3回 |
大学生の普段使いなら、無料版で十分です。
Pro版(Google AI Pro)でできること
Google AI Pro(月額2,900円)に加入すると、NotebookLMの利用上限が5倍に拡大されます。
| 項目 | Pro版 |
|---|---|
| ノートブック数 | 500個 |
| 1ノートブックあたりのソース | 300個 |
| 1日のチャット回数 | 500回 |
| 1日の音声生成 | 20回 |
| 1日の動画生成 | 20回 |
卒論で大量の論文を扱う場合や、音声概要を頻繁に使いたい場合は、Pro版を検討する価値があります。
Ultra版(Google AI Ultra)でできること【2025年12月〜】
研究者やヘビーユーザー向けのUltra版(月額約36,400円 / $250)も登場しました。
| 項目 | Ultra版 |
|---|---|
| ノートブック数 | 500個 |
| 1ノートブックあたりのソース | 600個 |
| 1日のチャット回数 | 5,000回 |
| 1日の音声生成 | 200回 |
| 1日の動画生成 | 200回 |
| その他 | 透かし削除、最新モデル優先アクセス |
参考: NotebookLM rolls out chat history, adds AI Ultra tier – 9to5Google
大学生には高額ですが、「研究室の予算で契約してもらう」という選択肢もあるかもしれません。
比較表
| 項目 | 無料版 | Pro版(月額2,900円) | Ultra版(月額36,400円) |
|---|---|---|---|
| ノートブック数 | 100個 | 500個 | 500個 |
| ソース数/ノートブック | 50個 | 300個 | 600個 |
| チャット回数/日 | 50回 | 500回 | 5,000回 |
| 音声生成/日 | 3回 | 20回 | 200回 |
| 動画生成/日 | 3回 | 20回 | 200回 |
| 透かし削除 | × | × | ◎ |
9. NotebookLMとGeminiの使い分け
結論:目的に応じて使い分けるのがベスト
| シーン | おすすめツール |
|---|---|
| 特定の論文を深く理解したい | NotebookLM |
| レジュメの内容を整理したい | NotebookLM |
| フラッシュカード・クイズで暗記確認 | NotebookLM |
| 論文の構造をマインドマップで可視化 | NotebookLM |
| 広くアイデアを出したい | Gemini |
| 最新の情報を調べたい | Gemini(Deep Research) |
| レポートの構成を考えたい | Gemini |
| 論文の「聴く勉強」をしたい | NotebookLM(音声概要) |
組み合わせて使う例
- Geminiで「AIと雇用」についてのレポートの構成案を作成
- Gemini Deep Researchで関連する論文・記事を調査
- 見つけた論文PDFをNotebookLMにアップロードして深掘り
- NotebookLMのマインドマップで論文の構造を可視化
- NotebookLMの音声概要(Debateモード)で多角的な視点を確認
- NotebookLMのフラッシュカードで重要用語を暗記
- Geminiでレポートの下書きを作成
このように、Geminiで広く調べて、NotebookLMで深く理解するという流れがおすすめです。
Geminiの詳しい使い方はこちら:
【保存版】Geminiで大学生活が10倍ラクになる!基本から応用まで現役大学生が解説
10. まとめ
この記事で伝えたかったこと:
- NotebookLMはアップロードした資料だけを参照するから、出典が明確で信頼できる
- 論文PDFをアップロードするだけで、自動的に要約が生成される
- フラッシュカード・クイズで暗記確認までできる(2025年9月〜)
- マインドマップで論文の構造を視覚的に把握できる(2025年3月〜)
- 音声概要は4形式から選べる(Deep Dive / Brief / Critique / Debate)
- 無料版でも十分使える(50ソース、50チャット/日、3音声/日)
- GeminiとNotebookLMを組み合わせることで、さらに効率アップ
NotebookLMを使いこなせば、論文を読む時間が半分以下になります。
その分の時間で、深く考えたり、自分の意見をまとめたり、新しいことに挑戦してみてください。
まずは、次に読む論文を1本、NotebookLMにアップロードしてみましょう!
NotebookLM公式サイト: https://notebooklm.google.com
参考リンク一覧
公式リンク
この記事で参照したソース
音声概要の形式選択(Brief/Critique/Debate)
フラッシュカード・クイズ機能
- 6 NotebookLM features to help students learn – Google公式ブログ
- NotebookLM app now lets you build flashcards and quizzes – Google公式ブログ
- Big NotebookLM for Android, iOS update adds flashcards and quizzes – 9to5Google
マインドマップ機能
- Use Mind Maps in NotebookLM – Google公式ヘルプ
- New features available in NotebookLM – Google Workspace Updates
インフォグラフィック機能
動画概要機能
- Generate Video Overviews in NotebookLM – Google公式ヘルプ
- What’s new in NotebookLM: Video Overviews and an upgraded Studio – Google公式ブログ
Ultra版の詳細
- NotebookLM rolls out chat history, adds AI Ultra tier – 9to5Google
- Google AI Ultra for Business plan adds enhanced NotebookLM experience – Google Workspace Updates


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